俺の女



「恋嘩ーーー!!!」

『あんたうるさいッ!』

「もーちょっと待てって!」





外から聞こえてくる声。





+「…ほら(笑)」

『ほんまやぁ…』

+「愁洩くん。待ちきれないみたいやね(笑)」

『あはは…』





でも、皆の声を聞いて嬉しそうな恋嘩。


そんな恋嘩を見て、看護婦さんが笑顔で声をかけてくれた。





+「皆は無理やけど…愁洩くんだけでも入れてあげる?」

『お願いします…あと…美蘭もw』





―――――ウィーン…





「「「!!!!!」」」

「恋嘩はッ?!子供はッ?!」





出て来た看護婦さんに駆け寄る愁洩に、ニッコリ微笑みかける。





+「元気な男の子ですよw」

「男ッ…」


「無事産まれたんっすねッ!」

「っしゃぁぁぁw」

「よかったぁ!!!」





仲間たちも喜びあった。
愁洩がその場に崩れ込み、諒弥も息をついて笑っている。





+「今は…愁洩くんと美蘭ちゃんだけ中に入って?」

「「「えぇッ?!俺らは?!」」」

+「ごめんね。ちょっと待っててね。」

「「「はぁーぃ…」」」



「俺はいいんすか?!」

+「お父さんやもんねwさぁ。」




中に入るなり、まず恋嘩に駆け寄る2人。





『恋嘩!』

『美蘭…愁洩も…来てくれたんやぁ…w』

「ったり前やろッ?!www」

+「この子やで。」
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