俺の女



『わぁッ…可愛いw』

「この子が…俺らの子供…」

+「抱いてみるかい?」

「えぇッ!」

『落とさんといてやッ!?』

「うわー…人形で練習しとけばよかった…」




恐る恐る、赤ちゃんを抱き上げる愁洩。


その小ささに感動し、自分の手で実感する。





「うゎッ…ちっちぇーッ…」

「おぎゃッおぎゃッ…」

「泣いてる泣いてるッ!」





赤ちゃんを抱いたまま、あたふたと慌てる愁洩に、美蘭が慌てて手をそえる。





『おッ…落ち着きなさいって!!』

『あはは…w』


「おとーさんやでぇーw」

「ふぇッ…ふぇッ…」





愁洩の声を聞くと、少しずつ泣き止んできた…。





「あ…泣き止んだ?」

+「お父さんがわかったみたいね。」

「マジでッ?!めっちゃ嬉しーんやけどッw」

『すごいやんw』

「美蘭も抱くけ?w」

『うんw』





愁洩は美蘭に赤ちゃんを渡して、恋嘩に向き直った。


まだ少し肩を上下させている恋嘩の手をそっと握る。





「大丈夫か?」

『うんッ…でも痛かったぁ…』

「よー頑張ったなwお疲れさんw」

『うん…w』

「めっちゃ可愛ぇーやんw俺らの子供w」

『やんなぁ…w無事産まれてきてくれて…ほんまによかったぁw』

「ほんまやなぁwこれから…頑張って一緒に育てて行こーなw」

『うんッw』
< 264 / 321 >

この作品をシェア

pagetop