俺の女
――――数日後。
「恋嘩―w来たぞぉw」
愁洩が、仲間を引き連れて恋嘩の部屋にやってきた。
『いらっしゃぃw』
「やっぱ超可愛いーんやけどッwww」
「早く抱きてぇーッw」
赤ちゃんを見てきた爻と湧愾がウズウズしながら言った。
『もーちょっとで退院やからw』
「そーいや…お前ら名前はどーしてん?」
諒弥の問い掛けに、不思議そうな顔をする愁洩。
「あれ?まだゆーてへんかったっけ?」
「ゆーてへんわッ!!!」
聖が声をあげると、恋嘩と愁洩が顔を見合わせて笑った。
『言っちゃう?(笑)』
「せやなw」
【徹哉】
『てつや…』
『周りに感嘆されるような意志を持って、それを最後までつらぬきとおしてほしいっw』
「そーゆー願いがこもってんねんなーw」
「へぇー…」
『えーやんッwめっちゃいい名前やと思うッw』
『ありがとw』
名前を聞いた仲間たちも、笑顔でそれぞれのリアクションをとった。
「徹哉かぁ…w」
「その名前の意味もえーよなぁwww」
「最後までつらぬきとおすって…超かっけぇwww」
「やろッ?w」
得意げにニカッと笑う愁洩。
「これでやっと名前で呼べるわぁw」
「俺、もっかい会ってくるっ!」
「あッ!俺も俺も!」
『ちょっとー静かに行きなやー?(笑)』
『ははッ(笑)』