俺の女
―――数分後、恋嘩達の家の前に到着した。
『わざわざ送ってくれてありがとーw』
「どーいたしましてwお姫様w」
恋嘩からヘルメットを受け取りながら、笑顔で答える愁洩。
愁洩の何気ない言葉に、諒弥が反応する。
「おwえーやんwお姫様ってwじゃー野郎共!!!これからこの2人はお姫様でw」
『お姫様ぁ?!(笑)』
諒弥が仲間たちに命じ、その照れ臭い言葉に、美蘭が笑いながら声をあげる。
「了解ーw」
「美蘭姫にー恋嘩姫やなw」
『恥ずかしいやーん///』
「じゃーおやすみっw姫君www」
ちゅ…
愁洩が恋嘩の額にキスをした。
「ひゅ〜www」
「えぇなぁーw」
「うらやましいか、ば〜かw(笑)」
仲間達にべーっと舌を出してバイクに跨る愁洩。
『気ぃつけてな???』
「おぅ☆」
『じゃーまた明日ぁ!』
「あー明日も迎えにくっからw」
バイクのエンジンをかけながら、愁洩が2人に声をかける。
『え?そんなん…』
「じゃーそーゆーことでwおやすみw姫♪」
恋嘩の言葉を遮って諒弥が手をふると、仲間たちも笑顔で軽く頭をさげた。
「おやすみっすw姫w」
『バイバイ…』
ブロロロロロロ…
『行っちゃった…』
『でも…なんか楽しいなあ(笑)こんな楽しいの初めてやぁ♪♪』
本当に楽しそうな恋嘩を見て、嬉しそうに美蘭も微笑んだ。
『あたしもやわー♪』
『やんなっ♪…じゃー寝よっか?』
『うんw』