俺の女
「あ゛?!許す許さんの問題ちゃうねん…二度と恋嘩の名前呼ぶなよ……あ。えーわ。もー無駄口たたけんよーに今からその口ぶっ潰したるわ」
「「おぅおぅ(笑)」」
「てめぇは…死んでも許さんからなぁ…」
ガッと愁洩の手首をつかんで、バッと自分の服から払い落した。
そして、一歩後ろに下がって、ポケットに手を突っ込む竜馬。
「「じゃぁ…そろそろ決着つけますか。俺らとお前ら…どっちが強ぇか…。」」
「そんなんどーでもえーんじゃボケぇッ!!!」
愁洩の言葉を聞いて、ピクッ…と眉をひそめる竜馬。
「「………どーでもいい?」」
「俺は…どっちが強ぇかとかでこれから殺るんちゃうねん…。恋嘩にお前らがやったことに対してお前らぶっ潰すーゆーとんねん!!!」
「「あぁー…なるほどねぇ。ご立派なこって(笑)」」
「っせぇ…」
バキッ!!
愁洩の怒りはおさまらず、もう一発殴り飛ばす。
「「―――ッ…」」
口が切れ、流れてきた血を拭う竜馬。
その竜馬の後ろにいる【硫盟】たちにも、挑発の目を向ける愁洩。
「おいお前ら…何しとん?はよかかってこいや…」
「「「…んやとぉッ?!」」」
その挑発にのった【硫盟】たちが、持っていた鉄パイプで、ガァン!!と地面を叩き鳴らす。
「「やったろーや…」」