俺の女


その頃…何も知らないアジトの中では…





「ままぁー…こりぇ…」





徹哉が机に置いてあった愁洩の弁当を持ってきた。





『…あれ?これ…愁洩の…』

『また忘れてったん?(笑)』

『そーみたい…(笑)』


「ぱぱ…おにゃかしゅいちゃうよ…?」

『そやなぁ…届けてあげよっか。』





恋嘩がそのお弁当を持って立ち上がると、徹哉もその場でジャンプした。





「てったんもいくぅー!!!」

『うんwままと2人で行こなーw』

「やったぁーw」

『ごめん美蘭…行って来ていい?』





一緒に洗濯をたたんでいた美蘭に声をかける。





『いーよ。世話のやける旦那さんやなぁ…(笑)』

『ほんまにッ…(笑)』

『徹ちゃん。はい、靴下はいて。』





美蘭は、まだ裸足だった徹哉に靴下を履かせてくれる。

いつも面倒を見てくれる美蘭に思わず出た言葉…





『美蘭…いつもありがとーなwこれからも徹哉をよろしくなぁ』

『え?うん…どーしたん?急に(笑)』

『……?ほんまや…なんでやろっ?(笑)行ってきまーすw』





なんでこんなことゆーたんかな…?

…なんか……ゆっとかなあかんよーな気がして…。
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