俺の女




「相手と連絡は?」

『取ってへんよ。…アドとか全部消した。どっかで会うかもしれんけど…』


「じゃーお前らだけにすると危ないなぁ…」





諒弥が腕を組んでドカッと机に座った。





「そーやなぁ…。でもまぁー俺らがずっと一緒にいるんやし問題ねぇじゃん??」

「けどよ…手が回らんときは??」

「んな時あっかよ(笑)」

「喧嘩行ってる時とか。」

「あー。…じゃーあいつら守衛に着ければよくね?」

「あ…そっかw姫の守衛ねw」





2人の相談の末、愁洩の提案に諒弥がポンッと手をついた。





『そ…そんなんいいって!!』

『大丈夫やで!』





大袈裟な対応に焦る2人。





「大丈夫ちゃうわ!!お姫様は狙われやすいんやからな??(笑)」

「それに…俺らといりゃーな…」





諒弥がボソッと呟き、愁洩と顔を見合わせた。





『でも皆にも悪いし…』

『そーやん…迷惑やて…』

「迷惑ちゃうってw」

「お前らも自分らで頑張りすぎんとたまには甘えろ!女なんやしw」

「俺のお姫様やしw」

『でも…』

「あいつらなら大丈夫(笑)」

「ぜってぇOKしてくれるってwせーへんわけないやんw」

「心配すんなw」





2人に言われると…
なんだか安心できてしまう。


恋嘩と美蘭の心の重荷が
少し減ったような感じがした…
< 37 / 321 >

この作品をシェア

pagetop