俺の女
ぶっ潰す
カチャカチャ…
台所で洗い物をする恋嘩と美蘭。
奥の部屋からは、テレビを見て笑う声や、言い合う声などが聞こえてくる。
『…最近学校行ってへんよなぁ(笑)』
『えーやん別にw不登校児でも…楽しいし♪』
『やんなーw中退しよっか?(笑)』
『できたらぃぃけどなー(笑)』
…そんな話をしていると、再びインターホンが鳴った。
―――ピンポーン…
『…あれ?また???』
『家具来たんちゃう?』
『あーそっかぁwじゃー見てくるわぁw』
『うん。よろしく♪』
恋嘩が1人、玄関へと向かった。
…このとき、1人でなんて行かんかったら、あんなことにならんかったんかな…
『はぁーい。』
―――ガチャ…
「「こんばんわぁーw」」
恋嘩がドアを開けると、立っていたのは宅配便の人ではなく、見知らぬ男達だった。
『…あれ?お客さんですか?』
「「あれッ?女の子いんの?」」
「「俺ら場所間違えたかー?」」
「「んなわけあるかい(笑)」」
「「でもこんなとこに女の子いていいんー?」」
「「危ないよー?お譲ちゃんw」」
口々に話す男たちを見て、状況が掴めない恋嘩は、眉間にしわを寄せながら首を傾げた。
『へッ?あの…どちら様ですか?』
「「硫盟高校のもんですw」」
男が笑顔で答えた。
りゅーめー?…なんか聞いたことある…