俺の女
―――――ピンポーン…ピンポーン……
…張り詰めた空気の中、インターホンが鳴り響く。
「…恋嘩???」
嫌な予感を掻き消したかった愁洩は、急いでドアを開けた。
「「こんばんわぁー。」」
…しかし、予感通りだった。
ドアの前に立っていたのは、間違えもしない、あの男。
「…竜馬」
男の顔を見るなり、愁洩の目に血の気が走った。
しかし、それに気づかぬように明るい笑顔を見せる男。
「「よぉw愁洩」」
「…なんでお前がここにおんねん。」
鷹が男を睨みつけ、仲間達も玄関に集まり、そこに立っている男を睨みつけた。
『え?なんなん?誰…?』
「…俺らのライバル、硫盟の頭や」
『えっ…』
諒弥の説明に、思わず美蘭が自分の口を押さえた。
「「おー。皆さんお揃いでwつーか久しぶりやねぇーw」」
「…なんの用や。」