俺の女





ガァン!!!





「―――っってぇ!!!」





爻は外の壁にぶつけられ、頭や腕から血が流れ出す。





『爻!!!やめて!爻に暴力せんとってッ!』





中からその様子が見えた恋嘩が声をあげる。





「「あんな奴のこと気にしてんと…自分のこと気にしたらー?(笑)」」

『やめてッ!!!レイプなんかっ…しゃれにならへんやんか!!!』


「「別にしゃれちゃうし(笑)」」

「「マジやけど?(笑)」」





ビリビリッ…


更に服を破られ、汚れた手が恋嘩の体にのばされる……





『バカ!!!変態!!!離せやぁ!!!』





ガチャガチャと鎖を外そうとするが、そう簡単に外れる物じゃない。


動かすたびに肌が傷つき、生暖かい血が流れる。





『いッたぁ…』

「「あんま動かすなって(笑)痛いだけやでー?」」

「「大人しくしてりゃぁえーねんてッ…!」」

『いやぁぁぁ!!!』





恋嘩の悲鳴を聞いて、倒れた体を起こそうとする爻だが、そのたびにすぐまた殴りつけられる。





「っっ!!!姫っ!…ガハッ!」



「「へっ(笑)後でこいつの絶望する顔が早く見たいわw」」

「「お前が起きた頃には…てめぇの仲間もやられて…あのお姫様もボロボロやかんなぁ(笑)」」





…連中に何を言われても、何をされても、睨みつけながら立ち上がろうとする爻。





「てめぇらっ…ざ…けんなっ…」

「「まだほざくかぁ…」」





ゴスッ…バキッ…





「っっくそっ…」
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