俺の女
『はぁッ…はぁッ…』
「ひめ…?」
臾の囁くような声に反応して、顔を向ける恋嘩。
『はぁっ……みん…な?』
恋嘩の目は虚ろで、激しい息切れをしている。
手足には鎖…そして血だらけ。
服も破られていて、男たちに入れられる寸前だった…
「「竜馬さん…ちょっと早かったっすよー…」」
「「もうちょっとやったんすけど…」」
惜しそうに自分たちのズボンのベルトをカチャカチャと直し出す男たち。
竜馬はそんな男たちに手の平を立てて謝るそぶりを見せた。
「「なんやぁー…わりぃ。(笑)」」
『離…してっ…どっか……行ってよっ!!!』
体も心もボロボロにされつつも、恋嘩は抵抗をやめない。
「「こんなんされてまだ強気でいれんのかよ(笑)」」
恋嘩の髪の毛を掴む男。
虚ろな目で、恋嘩は精一杯睨みつける。
「「なんや…ちょっとはできたんけ?」」
「「えぇ…まぁ…。ちょっとはww」」
恋嘩は、竜馬の問い掛けにヘラヘラと笑う男を軽蔑の目で見て、吐き捨てた。
『変態野郎ッ…』
「「あ゛ーうっせぇ!」」
バキッ!!!
イラついた男が、恋嘩の頬を殴りつけた。
「「「!!!!!」」」
『―――ッッッ!ケホッ…ケホッ…』
「「あー…まだ手ぇ出すなって。」」
横たわる恋嘩を見下ろしながら、竜馬が殴った仲間の肩に腕を置いた。
「「…すんません…こいつさっきから生意気なもんでw」」
「「これ以上怒らせっと厄介やぞー?」」
「「「…………(殺)」」」
劉毅の彼らは、殺気に満ちていた…。