俺の女





そして、愁洩と恋嘩は自分たちのの部屋で、ベッドに寝転がった。





「…言うとくけど…マジでお前のせぇちゃうからな。」

『えッ…』





横に寝転がっている恋嘩に愁洩が言うと、恋嘩がクリッとした目を上にあげて愁洩を見つめた。





「さっきからずっとそー思ってんねろ?」

『だってぇ…』

「お前はなんも悪ないねん。気にすんな。」

『………』





…それでも浮かない顔をしている恋嘩の頭をぐしゃぐしゃと撫でる愁洩。


そして、恋嘩の傷ついた腕を見て…眉をひそめた。





「つーか手ぇ…これ、鎖の跡ちゃうよなぁ?…あいつらになんかされたんけ!?」





ガバッと起き上がって、声を荒げる愁洩に、恋嘩は苦笑いで返した。





『あ……これは…あたしがナイフでこーやって鎖切ろーとして…切っちゃってんw』

「切っちゃってんw……とちゃうわあっ!!!んな無茶なことすんなってぇ…」





へな〜っとベッドに倒れ込んで、もう一度、恋嘩の傷だらけの腕に触れる愁洩。





『だってさあー…』


「…あんな。さっきも邪魔やからー…とか言うてたやん?お前がいて邪魔なことなんかないからな?」

『えぇ…?』
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