俺の女
「うぇッ///マジで?!」
目を手で隠しながらも、指の隙間から覗く和輝。
ほかの仲間たちも、見てはいけないと思いつつも……理性には勝てない。
そんな中、弘毅が1番嬉しそうに凝視していた。
「…ごちそうさまです//」
弘毅がニヤついてそう言った瞬間、空のペットボトルが弘毅に向かって飛んできた。
パコーンっ
それが弘毅の頭にヒット。
「いってぇ〜……じょっ…冗談やんけっ!」
「当たり前じゃ、ぼけ」
ペットボトルを投げた愁洩が弘毅を軽く睨みながら恋嘩に布団をかぶせていると、篤諮がこっちに向かってくる美蘭を呼んだ。
「み…美蘭ちゃーん!!!」
『はぃはぃ!どーしたん?!』
美蘭が部屋に入って、仲間たちの間を通って恋嘩の近くまで進む。
愁洩がホッとしたような表情を見せて、美蘭に助けを求めた。
「こいつが暑いし脱ぐって言い出してよ!!!」
『あー…じゃぁ着替えよっか。さぁ!男は出てって!』
「医者は???」
翔がドアの近くで振り返った。
『もぅすぐ来てくれるみたぃやわ!』
「よかったやん…」
肬魔に続いて、皆がホッとため息をついて、部屋を出て行った。