女嫌いな年下のおとこのこ
瑞希
side 瑞希
聖から帰国を告げる連絡が来たのが昨日、時差ボケを治してくるよう言い含め家に来たのは昼前だった。
2週間ぶりに顔を合わせた聖は相変わらず気の抜けた顔で「おはよう〜」と警戒心もゼロで家に上がり、促すままにテーブルへ腰掛けた。
「瑞希くん、ハイこれ。お土産」
「どーも」
「お菓子は食べないと思ってワインにしたよ。来月にはお酒も解禁だよね?」
「まあな。つかこれ税金かかんだろ、いいんか」
「いいよいいよ、旅費はほぼ経費だから自腹はそれくらいだもん」
聖にしてはまともなものを選んだなと思った。
訳の分からない雑貨やら菓子やらを持ってきた日にはどうしようかと思ったが、きちんと大人として成長しているらしい。
小学生の時、中学の修学旅行で買ったというセンスの悪いなんのキャラクターかよく分からない置物を渡してきた時の微妙な気持ちは今でも忘れられない。
今度付け合わせを作るから一杯付き合えと言うと分かりやすく喜んでいた。
聖から帰国を告げる連絡が来たのが昨日、時差ボケを治してくるよう言い含め家に来たのは昼前だった。
2週間ぶりに顔を合わせた聖は相変わらず気の抜けた顔で「おはよう〜」と警戒心もゼロで家に上がり、促すままにテーブルへ腰掛けた。
「瑞希くん、ハイこれ。お土産」
「どーも」
「お菓子は食べないと思ってワインにしたよ。来月にはお酒も解禁だよね?」
「まあな。つかこれ税金かかんだろ、いいんか」
「いいよいいよ、旅費はほぼ経費だから自腹はそれくらいだもん」
聖にしてはまともなものを選んだなと思った。
訳の分からない雑貨やら菓子やらを持ってきた日にはどうしようかと思ったが、きちんと大人として成長しているらしい。
小学生の時、中学の修学旅行で買ったというセンスの悪いなんのキャラクターかよく分からない置物を渡してきた時の微妙な気持ちは今でも忘れられない。
今度付け合わせを作るから一杯付き合えと言うと分かりやすく喜んでいた。