女嫌いな年下のおとこのこ
「聖、お前初めてじゃないよな」
「違、う…けど、こんなの、知らな…ああっ!」
執拗に責め立てられ、抗う間も無くあっさりと達してしまった。
聖があまり性に興味を持てなかった理由のひとつが、セックスをあまり気持ちいいものだと思えなかったから。
高校の時に処女を散らしたものの、痛みに耐えるばかりでその行為の何がいいのかさっぱり分からなかった。
けれど今は違う、とめどなく襲いかかってくるそれは昔感じたそれとは明らかに異なっていた。
「へえ…」
瑞希は何を思ったのか、身体を起こして聖の下肢の方へと降り、邪魔だと言わんばかりにスウェットを脱がせ脚を開きその間に入った。
「ちょ、瑞希く、それは…っ」
抵抗も虚しく熱いものが中心に当てがわられ、水音を立てながら容赦なく舐められ吸われる。
「ひっ、あっ…や、やあっ…」
再びの絶頂を迎えるが瑞希の動きは止まらない。
「ま、まって、それいやっ」
いよいよ訳が分からなくなって湧き上がる何かを感じて瑞希の頭を押すがびくともせず、高い快感が引かないまま次の瞬間には背中を大きく逸らして体を跳ね上げた。
「…っ!あああっ」
全身をガクガクと揺らし止まらない波に飲まれてしまえば、下腹部を濡らす熱いぬかるみを感じた。