女嫌いな年下のおとこのこ
口を閉じたところで止まらない気持ちの良さに勝手に声が出てしまい、黙っていろだなんて無理な話だった。
実際今も繋がった場所が熱く、痛みすらあるのにそれを悠に超える喜びでもう自分でも訳が分からなくなっている。
「なら俺の下で喘いでろ」
瑞希は短くそう言うと、ゆっくりと腰を動かし始めた。
最初は気遣うように緩やかだったそれも、次第に突き上げられる間隔が短くなっていく。
瑞希に言われた通りただ甘い声を上げるだけの聖だったが、ふと目を開けた時に見えた瑞希の余裕の無い表情にたまらないものを感じ、その瞬間ゾクゾクと背筋を凄まじい何かが駆け巡った。
「あっ、いっ…んんぅっ!」
「ぐっ…!」
頭に電流が走ったかのような衝撃に襲われると同時に瑞希からも声が漏れ、同時に達した事が伺えた。
ふわふわとした微睡の中から戻ってこれない聖に戻ってこいというようにキスが落とされ、それが離れると言い得ぬ恥ずかしさに聖は照れたように笑った。