女嫌いな年下のおとこのこ
聖
side 聖
何とか風呂の準備を終えて瑞希に続いて自分もシャワーを終えた聖はソファーをベッドに変えて瑞希の寝る場所を作っていた。
友人が遊びに来る事も時々あるのでソファベッドにしたが、まさか幼馴染が使うとは思っておらず不思議な気持ちで手を動かしていた。
「できたよ、瑞希くん」
聖がベッドを準備する間、瑞希はキッチンにいた。
料理を全くしないのでキッチンだけは綺麗に保てているせいか、何故か瑞希は其処にいたがった。
ん、と短く返事をして瑞希はベッドに座る。
「じゃあ私は寝室にいるから、何かあったら呼んでね」
おやすみと挨拶をして聖は寝室へ入った。
…が、待っていた洗濯物の山に泣きそうになるも、これをどうにかしないと寝る場所がないので渋々畳むことにした。
「……」
無心で洗濯物を畳む最中、頭には瑞希の体が浮かんでいた。
鍛えていると言った通り、風呂上がりで軽装になった瑞希の腕は筋肉がいい具合についていた。
水も滴る良い男とはよく言ったもので、タオルを肩にかけた風呂上がりの瑞希はなんとも艶っぽかった。思わずドキッとしてしまう程に。
それに比べて自分の貧相な身体を見てはゲンナリする。
痩せてしまったからか心なし胸も縮んでいるくせに不摂生が祟ってかお腹周りには贅肉がつき始めていて、聖は「はあ…」と暗いため息を吐いた。
そうして洗濯物を畳み終え部屋の隅に寄せて、ようやく布団につく。
今週は土日も出勤も禁止されているため休みだし、ジム探しと料理の勉強でもするか…などと考えていると、あっという間に眠りに落ちた。
何とか風呂の準備を終えて瑞希に続いて自分もシャワーを終えた聖はソファーをベッドに変えて瑞希の寝る場所を作っていた。
友人が遊びに来る事も時々あるのでソファベッドにしたが、まさか幼馴染が使うとは思っておらず不思議な気持ちで手を動かしていた。
「できたよ、瑞希くん」
聖がベッドを準備する間、瑞希はキッチンにいた。
料理を全くしないのでキッチンだけは綺麗に保てているせいか、何故か瑞希は其処にいたがった。
ん、と短く返事をして瑞希はベッドに座る。
「じゃあ私は寝室にいるから、何かあったら呼んでね」
おやすみと挨拶をして聖は寝室へ入った。
…が、待っていた洗濯物の山に泣きそうになるも、これをどうにかしないと寝る場所がないので渋々畳むことにした。
「……」
無心で洗濯物を畳む最中、頭には瑞希の体が浮かんでいた。
鍛えていると言った通り、風呂上がりで軽装になった瑞希の腕は筋肉がいい具合についていた。
水も滴る良い男とはよく言ったもので、タオルを肩にかけた風呂上がりの瑞希はなんとも艶っぽかった。思わずドキッとしてしまう程に。
それに比べて自分の貧相な身体を見てはゲンナリする。
痩せてしまったからか心なし胸も縮んでいるくせに不摂生が祟ってかお腹周りには贅肉がつき始めていて、聖は「はあ…」と暗いため息を吐いた。
そうして洗濯物を畳み終え部屋の隅に寄せて、ようやく布団につく。
今週は土日も出勤も禁止されているため休みだし、ジム探しと料理の勉強でもするか…などと考えていると、あっという間に眠りに落ちた。