140字小説・百合
泣きたい。

泣きたい。

あ~…もうどのくらい泣いてないかな…。

疲れたよーって泣いていた頃もあったのに。

今では全て、乾いてしまった。

砂粒みたい。

それでも自由を手にする夢は見てしまって。

いつか自分の為に、大好きな人の為に。

声が枯れるほど泣いてみたい。

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