140字小説・百合
泣きたい。

泣きたい。

あ~…もうどのくらい泣いてないかな…。

疲れたよーって泣いていた頃もあったのに。

今では全て、乾いてしまった。

砂粒みたい。

それでも自由を手にする夢は見てしまって。

いつか自分の為に、大好きな人の為に。

声が枯れるほど泣いてみたい。

< 13 / 54 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop