140字小説・百合
本物の花のようだった。

本物の花のようだった。

造花を飾った花瓶がある。

殺風景な部屋に色を持たせたくて。

でもズボラなので生花の世話は出来そうにないから。

何となくで選んだ花だけど、いつの間にか花瓶の空間が気に入っていた。

…なんかもっとやりたいな。

…挑戦してみるか、生花も。

< 38 / 54 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop