140字小説・百合
ホリデーシーズンは嫌い。

ホリデーシーズンは嫌い。

キラキラしたイルミネーションも仲良さそうな家族や恋人たちも。

全部嫌い。

全てに恵まれない人生だった。家族も容姿も友達も。

何一つ手にしていない私は心の中で人を蔑むことで自分を保っている。

神様に、こんな私だけど幸せになりたいです、のお願いすら出来なくて。

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