初めてはマカロンより甘くして
「ひぃ〜!朝都くんカッコいい!」
店員さんの、
藤光朝都くんに。
いつも通りの歓声を上げた。
朝都くんとの出会いは、
私が中学2年生くらいのころ。
私も、SNSで何度か見かけたことがあって。
住んでいるところからも、
カフェが思いのほか、近くにあったから、
友達も私も意見が一致したから、一緒に行ってみた。
そして、もともと、
甘いものが好きな私はどハマりした結果。
〝カフェmi-to〟は、
──────推しのいるカフェになった。
なかでも、
私が好きなメニューは、朝都くんが作るマカロンで。
毎回注文して店内で食べたうえで、
お持ち帰りの分も注文するほど大好き。
そんなカフェに、
最近は、壮介を一緒に連れてきている。
理由は、たった1つ。
私が、推しに湧く姿を見て、
壮介が少しでも、意識してくれないな.........?
────なんて、淡い期待を持っているから。