浅黄色の恋物語

第2章 冬枯れの白百合

 仕事を終えて帰ってくるとパソコンを開いてメールをチェックします。
友達からもメールは来ますから。
 それを済ませると夕方までのーんびりとしてます。 時には床に寝転がったりして。
老健で働いていた頃は5時6時まで働いてましたよ。
 特に最後の老健では朝から晩まで働き続けてました。
出社してすぐに隣のグループホームに行きます。
 最初の頃は予定してなかったんだけど、デーの人たちが集まってくるまで1時間くらい暇なんですよ。
それでね、施設長に直談判して入れてもらったわけ。
 そこの仕事が終わると3時まではデーサービスでやります。
それが終わると今度はリハビリルームに行きまして入所している人たちのマッサージをやるわけね。
 いやいや、なかなかに楽しかったですよ。
無資格のおじさんにはイライラさせられっぱなしでしたけど。
 そうそう、本当にあの頃は楽しかった。
昼休みは事務員さんと一緒になることも多くて話し込んだりしてました。
 最初の老健は問題が多かったですけどねえ。
2か所目は特養でした。 ここは何とも言えない雰囲気でしたねえ。
入所の職員はデーの職員が嫌いでして、、、。
 そのデーサービスもまた問題ばかりで、、、。
 「ここはマッサージなんかよりレジャーと買い物と食事で人気だからね。」なんて主任が言ってくるもんだからやる気は起きません。
その中でまあまあやるだけのことはやっておきました。
そりゃそうなるよ。 マッサージなんてどうでもいいって言うんだから。
 実際ね、「買い物に間に合わないから早く終わらせてくれ。」なんて職員が文句を言いに来るくらいだから。
事件に巻き込まれて止む無く辞職したけどおかげでスッキリしたよ。
変なの。
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