浅黄色の恋物語
 かと思えば偉そうに支持してくるおばさんも居ますねえ。 そんなのを患者さんとは呼べません。
社長だって「患者さんの言うことを聞け!」って怒鳴ってきます。
聞いてたらどえらいことになるんだけどなあ。 それが分かってない。

 ある業者では朝8時前から夕方6時まで働いてました。 働きすぎやん。
いつだったか8時半に患者さんの家に行ったら「お宅ら何時から働いてるのよ? 9時からだって言ってたじゃないの!」って怒られた。
兎にも角にも時間の管理がめちゃくちゃでぼくらは仕事に振り回されっぱなしなのです。
 予約を入れていながら来ない人も居るし、延長してくれって言ってくる人も居る。
物足りないからもう一回、、、なんて頼んでくる人も居る。 複雑なんだよね。
 いい加減、時給制にしてほしいわ。 そしたらゆっくりやれるのになあ。
誰が20分の単位制にしたんだろうねえ?

 さてさて、このおばあちゃんとも話が盛り上がっております。 本を読むのが好きなのね。
思えばぼくも父さんの影響で読書好きになりました。
 小学生の頃は百科事典が2セット置いてありました。 全部読みましたよ。
それに父さんがよく買ってくれたのは伝記ですね。
 徳川家康 織田信長 豊臣秀吉 ライト兄弟
野口英世 エジソン シュバイツァー、、、。
 本当によく読みました。 蛍光灯の下でよく読みました。
漫画も読んだけどそれと同じだけ料理関係の本も読みましたよ。
 でも本当に料理を作るようになったのは48歳くらいの時かな。
離婚して一人になって仕事のために小さな町に引っ越した時のことです。
 最初はカレーくらいしか作らなかったんだけどねえ。(笑)
それがさあ、だんだんと作るようになるんですよ。 すき焼きとか鍋物とかね。
やらないのは揚げ物と焼き魚だけ。 見えてないと分からないから。
 いつも鍋には何かが入ってます。 怪しい物じゃありません。
煮物が多いかな。 豚肉と玉葱と豆腐とか、、、。
 味付けも醤油だったり味噌だったり、気分次第だなあ。
 シーフードミックスなんかを買ってくると味噌鍋にしたりするんだけどね。
たまに冷蔵庫の最終処分をするからとんでもない料理が出来上がったりするんだけど、、、。
 ってなわけで今日も話しながらおばあちゃんのマッサージをやるわけね。
太ってるわけでも痩せてるわけでもない。 中くらいの人が一番いいな。
痩せてると極端に気を使うんだよ。 失敗することだって有るから。
「痩せてたほうが揉みやすいだろう?」なんて言われるけどそんなことは無いんだよなあ。
痩せてると返ってやりにくい。 力加減が分からなくて。
そう、一度なんて筋肉だと思って揉んでたら神経だったって大失敗をやらかしてるからさあ。
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