- 作品番号
- 1738357
- 最終更新
- 2024/11/10
- 総文字数
- 21,052
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 114
- いいね数
- 0
- ランクイン履歴
-
歴史・時代2位(2024/11/13)
――命尽きるまで、きみだけを。
- あらすじ
- 時は平安、華やかな権勢を誇る左大臣邸に女房として仕える于子(ゆきこ)。
縫物を得意とする于子は、左大臣の嫡男である太郎君と心を重ねるが、
太郎君は帝の妹宮と結婚することが決まっていて――。
「日陰の身で構いません。だから、どうか、」
「きみを妻にしたかった。命尽きるまできみだけを、愛したかった」
ひとひらの花びらのような願いは儚く散った。
これでようやく、観念することができるのだろうと思った。
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