Bravissima!ブラヴィッシマ
「なんか、あっという間だった。2部もあっという間に終わっちゃうんだろうな」
15分の休憩に入り、芽衣は控え室で弥生に手伝ってもらいながら衣装チェンジをする。
鏡の前に座った芽衣がそう言うと、弥生も頷いた。
「分かる。でもそれはこっちのセリフよ。もっとずーっと聴いていたいのに、もう1部終わっちゃったの?って。2部もかじりついて聴くからね」
「ふふっ、うん。あー、それにしても、いよいよ人気投票か。何の曲だろう?やっぱり超絶技巧かな?」
「かもねー。だって、如月さんのあんなに凄まじいテクニック見たら、もっと!って思うもん」
「だよね。弥生ちゃんは、もう投票したの?」
「まだなのー。迷ってるのー。第2部の3曲目が終わったら最終投票時間なのよね。あー、何にしようかなー」
弥生はヘアメイクの手を止めて考え込む。
「弥生ちゃん!お願い、時計見て!」
「あ、いけない!」
弥生は慌てて芽衣の髪をブラシで梳く。
髪を一つに束ねて左耳の下でまとめて結び、毛先をゆるく巻いた。
前髪もサイドに流して、固める。
「うん!色気はないけど、多少は大人っぽくなったわね。ワインレッドのドレスもよく似合ってる。馬子にも衣装ね。あと、色気より食い気」
「それは関係ないでしょー!」
あはは!とまた笑い合い、二人で控え室を出た。
15分の休憩に入り、芽衣は控え室で弥生に手伝ってもらいながら衣装チェンジをする。
鏡の前に座った芽衣がそう言うと、弥生も頷いた。
「分かる。でもそれはこっちのセリフよ。もっとずーっと聴いていたいのに、もう1部終わっちゃったの?って。2部もかじりついて聴くからね」
「ふふっ、うん。あー、それにしても、いよいよ人気投票か。何の曲だろう?やっぱり超絶技巧かな?」
「かもねー。だって、如月さんのあんなに凄まじいテクニック見たら、もっと!って思うもん」
「だよね。弥生ちゃんは、もう投票したの?」
「まだなのー。迷ってるのー。第2部の3曲目が終わったら最終投票時間なのよね。あー、何にしようかなー」
弥生はヘアメイクの手を止めて考え込む。
「弥生ちゃん!お願い、時計見て!」
「あ、いけない!」
弥生は慌てて芽衣の髪をブラシで梳く。
髪を一つに束ねて左耳の下でまとめて結び、毛先をゆるく巻いた。
前髪もサイドに流して、固める。
「うん!色気はないけど、多少は大人っぽくなったわね。ワインレッドのドレスもよく似合ってる。馬子にも衣装ね。あと、色気より食い気」
「それは関係ないでしょー!」
あはは!とまた笑い合い、二人で控え室を出た。