Bravissima!ブラヴィッシマ
「めーいー!さいっこうに良かったよ!」
控え室にやって来た弥生は、興奮冷めやらぬ様子で芽衣に抱きついた。
「演奏もほんっとにすごかった。けどさ、如月さんとのやり取りがもう、夫婦漫才みたいで大ウケ!何あれ?仕込んであったの?」
芽衣は憮然としながら答える。
「そんな訳ないでしょ?」
「えー、あれがアドリブなの?すごいんだけど!」
「別に笑いを取ろうとしたんじゃないの。普通にけんかになっただけ」
「本番中にステージでけんか?面白過ぎる!しかもアンコール前にも揉めてたよね?もう最高!演奏で感動して、漫才で笑い転げて。はあ、楽しかった」
満足そうに弥生が笑っていると、ノックの音がした。
「はい、どうぞ」
すると理事長が顔を覗かせる。
「イスラメイちゃん、お疲れ様!最高のステージだったよ」
「理事長!ありがとうございます」
「このあとはホテルでゆっくりしなさいね。食事も手配してあるから。ん?こちらはお友達かな?」
「あ、はい。大学の同級生だった、鈴木 弥生さんです」
芽衣が紹介すると、弥生が「鈴木です、初めまして」と挨拶した。
「これはこれは、聖の祖父です。可愛らしいお嬢さんだね。イスラメイちゃんのお友達か。よかったらこれから一緒にホテルに向かうといいよ。部屋は広いから、一人増えたって構わない。料理も手配しておくね」
え!と弥生は慌てふためく。
「そんな図々しいこと出来ません。私のことなどお気遣いなく」
「でも、イスラメイちゃんだってお友達と一緒の方がいいだろう?弥生ちゃんと言ったね。君もピアノ科だったの?」
「はい、そうです」
「それなら、公平とも話が合うだろう。四人で楽しくおしゃべりしたらいい。それじゃあ、またね」
「あ、はい!ありがとうございます」
結局弥生も含めた四人でホテルのスイートルームに向かうことになった。
控え室にやって来た弥生は、興奮冷めやらぬ様子で芽衣に抱きついた。
「演奏もほんっとにすごかった。けどさ、如月さんとのやり取りがもう、夫婦漫才みたいで大ウケ!何あれ?仕込んであったの?」
芽衣は憮然としながら答える。
「そんな訳ないでしょ?」
「えー、あれがアドリブなの?すごいんだけど!」
「別に笑いを取ろうとしたんじゃないの。普通にけんかになっただけ」
「本番中にステージでけんか?面白過ぎる!しかもアンコール前にも揉めてたよね?もう最高!演奏で感動して、漫才で笑い転げて。はあ、楽しかった」
満足そうに弥生が笑っていると、ノックの音がした。
「はい、どうぞ」
すると理事長が顔を覗かせる。
「イスラメイちゃん、お疲れ様!最高のステージだったよ」
「理事長!ありがとうございます」
「このあとはホテルでゆっくりしなさいね。食事も手配してあるから。ん?こちらはお友達かな?」
「あ、はい。大学の同級生だった、鈴木 弥生さんです」
芽衣が紹介すると、弥生が「鈴木です、初めまして」と挨拶した。
「これはこれは、聖の祖父です。可愛らしいお嬢さんだね。イスラメイちゃんのお友達か。よかったらこれから一緒にホテルに向かうといいよ。部屋は広いから、一人増えたって構わない。料理も手配しておくね」
え!と弥生は慌てふためく。
「そんな図々しいこと出来ません。私のことなどお気遣いなく」
「でも、イスラメイちゃんだってお友達と一緒の方がいいだろう?弥生ちゃんと言ったね。君もピアノ科だったの?」
「はい、そうです」
「それなら、公平とも話が合うだろう。四人で楽しくおしゃべりしたらいい。それじゃあ、またね」
「あ、はい!ありがとうございます」
結局弥生も含めた四人でホテルのスイートルームに向かうことになった。