Bravissima!ブラヴィッシマ
聖なる日のウェディング
12月25日の聖なる日がやって来た。
聖の29歳の誕生日に、二人は結婚する。
「芽衣、すっごく綺麗!」
「ありがとう、弥生ちゃん。この間と立場が逆だね」
「ふふ、ようやく満を持して芽衣達の番だね」
花嫁の控え室で、少し前とは逆の立場で笑い合う芽衣と弥生。
「芽衣の言ってたこと分かる。試着の時とは比べものにならないくらい、今日の芽衣は美しさに溢れてるね。こんな芽衣、初めて。見惚れちゃう」
「えー、褒め過ぎだよ、弥生ちゃん」
「そんなことない。きっと如月さん、メロメロになるだろうな。芽衣にだけは甘ーい顔になる如月さんも、ようやく見慣れてきたけど、今日は最上級にトロントロンだろうな。はあー、甘い甘い」
なぜだかパタパタと手で顔を扇いでから、じゃあ、あとでねと弥生は部屋を出て行った。
一人残された芽衣は、鏡に映る自分にポツリと呟く。
「聖さん、綺麗って思ってくれるかな」
ドレスの試着は弥生と行って決め、その後聖が公平と一緒に試着に行き、スタッフがドレスとの相性を考えながら提案してくれたらしい。
つまり互いの衣装を知らないまま当日を迎えていた。
「芽衣は可愛らしい雰囲気だから、絶対プリンセスラインがいい!」と弥生が主張し、いくつか試着した中で、「これがいいよ!」と勧めてくれたドレスに決めた。
キュッと絞ったウエストからふんわりと柔らかく広がるドレスは、袖はパフスリーブ、胸元は鎖骨が綺麗に見えるデザイン。
髪はアップにまとめて前髪をサイドに流し、キラキラ輝くティアラを載せた。
「似合ってるかな?大丈夫かな」
少し心配になってきた時、コンコンとノックの音がしてアテンドのスタッフが入って来た。
「花嫁様、そろそろチャペルへお願いします」
「はい、分かりました」
芽衣はピンクと白のバラのブーケを手に、控え室をあとにした。
聖の29歳の誕生日に、二人は結婚する。
「芽衣、すっごく綺麗!」
「ありがとう、弥生ちゃん。この間と立場が逆だね」
「ふふ、ようやく満を持して芽衣達の番だね」
花嫁の控え室で、少し前とは逆の立場で笑い合う芽衣と弥生。
「芽衣の言ってたこと分かる。試着の時とは比べものにならないくらい、今日の芽衣は美しさに溢れてるね。こんな芽衣、初めて。見惚れちゃう」
「えー、褒め過ぎだよ、弥生ちゃん」
「そんなことない。きっと如月さん、メロメロになるだろうな。芽衣にだけは甘ーい顔になる如月さんも、ようやく見慣れてきたけど、今日は最上級にトロントロンだろうな。はあー、甘い甘い」
なぜだかパタパタと手で顔を扇いでから、じゃあ、あとでねと弥生は部屋を出て行った。
一人残された芽衣は、鏡に映る自分にポツリと呟く。
「聖さん、綺麗って思ってくれるかな」
ドレスの試着は弥生と行って決め、その後聖が公平と一緒に試着に行き、スタッフがドレスとの相性を考えながら提案してくれたらしい。
つまり互いの衣装を知らないまま当日を迎えていた。
「芽衣は可愛らしい雰囲気だから、絶対プリンセスラインがいい!」と弥生が主張し、いくつか試着した中で、「これがいいよ!」と勧めてくれたドレスに決めた。
キュッと絞ったウエストからふんわりと柔らかく広がるドレスは、袖はパフスリーブ、胸元は鎖骨が綺麗に見えるデザイン。
髪はアップにまとめて前髪をサイドに流し、キラキラ輝くティアラを載せた。
「似合ってるかな?大丈夫かな」
少し心配になってきた時、コンコンとノックの音がしてアテンドのスタッフが入って来た。
「花嫁様、そろそろチャペルへお願いします」
「はい、分かりました」
芽衣はピンクと白のバラのブーケを手に、控え室をあとにした。