Bravissima!ブラヴィッシマ
冷静に、平常心で、他の応募者と同じように客観的に……
頭の中で繰り返しながら、聖は何度も動画を再生する。
四人までは絞り込めた。
あと一人……
深呼吸して、もう一度芽衣の演奏を聴く。
やはりどんなに冷静に聴いても素晴らしかった。
聖はゆっくりと、5つ目の〇を128番につけた。
「それでは早速、審査結果を発表します」
全員が提出した用紙を集め、事務局員が総出で集計した結果が30分後に発表された。
「〇の数の合計が多かった順に並べ替えた名簿をお配りします。この結果を踏まえて、何人を合格とするかをこれから話し合っていただければと思います」
そう言って公平は、手にしていた名簿を配り始める。
聖は受け取ると、すぐさま一番上に目をやった。
128番 獲得数 25票
つまりここにいる全員が、芽衣の演奏に〇をつけた結果だった。
頭の中で繰り返しながら、聖は何度も動画を再生する。
四人までは絞り込めた。
あと一人……
深呼吸して、もう一度芽衣の演奏を聴く。
やはりどんなに冷静に聴いても素晴らしかった。
聖はゆっくりと、5つ目の〇を128番につけた。
「それでは早速、審査結果を発表します」
全員が提出した用紙を集め、事務局員が総出で集計した結果が30分後に発表された。
「〇の数の合計が多かった順に並べ替えた名簿をお配りします。この結果を踏まえて、何人を合格とするかをこれから話し合っていただければと思います」
そう言って公平は、手にしていた名簿を配り始める。
聖は受け取ると、すぐさま一番上に目をやった。
128番 獲得数 25票
つまりここにいる全員が、芽衣の演奏に〇をつけた結果だった。