翠くんは今日もつれない【完】
「っ、んん、、」
長く続く口付けに酸欠状態になる。
息継ぎをさせて欲しくて、顔を逸らしたり、身体を捩ったりして、翠くんから逃れようとした。だけど、その度に翠くんは絶対に逃がさないとばかりに執拗にあたしを追いかけて、必ず捕まえる。
溢れてしまいそうなほど、与えられる熱に、思わず、瞳が潤んだ。
きゅ、と瞼を閉じると涙が零れ落ちる。
そこで、ようやく、翠くんの唇が離れた。その隙に空気を吸い込んで、脳に酸素を行き渡らせる。
し、死ぬかと、思ったぁ、、
肩で呼吸をしながら、ちらりと翠くんを横目で確認すると、じっとこちらを見つめるヘーゼル色の瞳と視線が絡み合った。
どきっ、と心臓が大きく跳ね上がる。
「、あの、翠くん」
「……。」
「翠くーん?聞こえてます??」
「……。」
はいはい。
無視ですか。そうですか。
「翠くん、怒ってます…?」
「は?別に怒ってねぇけど。」
その返しは完全に怒ってるやつじゃん。
長く続く口付けに酸欠状態になる。
息継ぎをさせて欲しくて、顔を逸らしたり、身体を捩ったりして、翠くんから逃れようとした。だけど、その度に翠くんは絶対に逃がさないとばかりに執拗にあたしを追いかけて、必ず捕まえる。
溢れてしまいそうなほど、与えられる熱に、思わず、瞳が潤んだ。
きゅ、と瞼を閉じると涙が零れ落ちる。
そこで、ようやく、翠くんの唇が離れた。その隙に空気を吸い込んで、脳に酸素を行き渡らせる。
し、死ぬかと、思ったぁ、、
肩で呼吸をしながら、ちらりと翠くんを横目で確認すると、じっとこちらを見つめるヘーゼル色の瞳と視線が絡み合った。
どきっ、と心臓が大きく跳ね上がる。
「、あの、翠くん」
「……。」
「翠くーん?聞こえてます??」
「……。」
はいはい。
無視ですか。そうですか。
「翠くん、怒ってます…?」
「は?別に怒ってねぇけど。」
その返しは完全に怒ってるやつじゃん。