翠くんは今日もつれない【完】
「なっ、」
なに、それっ!なにそれっ!!
顔が良すぎるが故に普通のひとがやったら軽く事故ってしまいそうな仕草ですら、絵になってしまう。そして、かなり心臓に悪い。
ドクリ、ドクリ。
胸が早鐘のように躍って、まだまだ肌寒いはずなのに異様に身体が熱く感じる。
「ははっ、顔真っ赤」
「す、翠くんっ!大人をからかわないのっ!」
顔を上気させて慌てふためくあたしを面白がるように笑う翠くんを唇を尖らせて窘める。だけど、翠くんは反省するどころか不思議に首を傾げていて。
「俺、からかってるつもりはないけど」
「笑ってたじゃんっ」
「ああ。あれは羽依さんが凄く可愛いかったから、思わず笑っちゃっただけ」
「ふーん。なるほど、あたしが可愛くて……って、えっ!!??」
なに、それっ!なにそれっ!!
顔が良すぎるが故に普通のひとがやったら軽く事故ってしまいそうな仕草ですら、絵になってしまう。そして、かなり心臓に悪い。
ドクリ、ドクリ。
胸が早鐘のように躍って、まだまだ肌寒いはずなのに異様に身体が熱く感じる。
「ははっ、顔真っ赤」
「す、翠くんっ!大人をからかわないのっ!」
顔を上気させて慌てふためくあたしを面白がるように笑う翠くんを唇を尖らせて窘める。だけど、翠くんは反省するどころか不思議に首を傾げていて。
「俺、からかってるつもりはないけど」
「笑ってたじゃんっ」
「ああ。あれは羽依さんが凄く可愛いかったから、思わず笑っちゃっただけ」
「ふーん。なるほど、あたしが可愛くて……って、えっ!!??」