翠くんは今日もつれない【完】
キスした時、絶対に拒絶されると思った。寧ろ、その覚悟でキスしたわけだし。
それでも、羽依さんが泣いてる姿を目にすると、地味にショックを受けた。欲に負けて、羽依さんに酷いことをした自分を嫌悪した。
「ち、違うの、あたし、、翠くんとキスしたの、嫌だから、泣いたんじゃないの、」
「ほんと、ほんとなの、やじゃないよ」
それなのに、あなたが必死に否定するから、期待してしまった。もしかしたら、羽依さんも、、俺と同じ気持ちになってくれるんじゃないかって。
「翠くん?どうしたの?あたしのこと、じっと見てきて…」
「羽依さんとキスしたいなって考えてた」
「っ、」
熱とは別の意味で羽依さんの顔が茹でダコのように真っ赤になった。この人、そこそこ恋愛経験あるはずなのに反応がいちいち初々しい。
そんなところも可愛くて堪らないんだけど、他の男にもこういう反応してたのかなって考えるとムカついた。
俺は相当、嫉妬深い人間なんだと思う。
それでも、羽依さんが泣いてる姿を目にすると、地味にショックを受けた。欲に負けて、羽依さんに酷いことをした自分を嫌悪した。
「ち、違うの、あたし、、翠くんとキスしたの、嫌だから、泣いたんじゃないの、」
「ほんと、ほんとなの、やじゃないよ」
それなのに、あなたが必死に否定するから、期待してしまった。もしかしたら、羽依さんも、、俺と同じ気持ちになってくれるんじゃないかって。
「翠くん?どうしたの?あたしのこと、じっと見てきて…」
「羽依さんとキスしたいなって考えてた」
「っ、」
熱とは別の意味で羽依さんの顔が茹でダコのように真っ赤になった。この人、そこそこ恋愛経験あるはずなのに反応がいちいち初々しい。
そんなところも可愛くて堪らないんだけど、他の男にもこういう反応してたのかなって考えるとムカついた。
俺は相当、嫉妬深い人間なんだと思う。