クズ男から愛の花束を君に
♡3
楽しい時間はあっという間に過ぎ、すっかり日が暮れて夜空に月が現れる頃。閑静な住宅街を歩き、もうすぐでアパートまで着く。
送ってくれると言ってくれた明良くんに丁寧にお断りをして薄暗い夜道をヒールを鳴らしながら歩く。
この辺りは人通りも少なくないし、何よりあたしのアパートの前は交番。徒歩3分でコンビニ、駅からも速歩きで5分。あたしの部屋という城を守る最高の立地条件だ。これはちょっぴり過保護なお兄ちゃんが見つけてくれた場所。
(あ、お兄ちゃんに彼氏出来た事伝えてなくて良かった〜、まぁもう別れたし、クズとかお兄ちゃんショックで倒れちゃう、あたしも天真のクズさにはショックだったけどね)
なんて考えながら歩いていたらもうアパートに着き、エレベーターで3階へ。一番奥の305号室。角部屋、白の玄関ドアはあたしのお気に入りポイントだ。
そのお気に入りの玄関ドアの前に座り込んでうつむいている男。
(だ、だれ?不審者?)
焦りながらも110をいつでもかけれるようにと、スマホを鞄から取り出そうとした時、不意に男が顔を上げこちらを見た。
「え…」
(どうして、)
送ってくれると言ってくれた明良くんに丁寧にお断りをして薄暗い夜道をヒールを鳴らしながら歩く。
この辺りは人通りも少なくないし、何よりあたしのアパートの前は交番。徒歩3分でコンビニ、駅からも速歩きで5分。あたしの部屋という城を守る最高の立地条件だ。これはちょっぴり過保護なお兄ちゃんが見つけてくれた場所。
(あ、お兄ちゃんに彼氏出来た事伝えてなくて良かった〜、まぁもう別れたし、クズとかお兄ちゃんショックで倒れちゃう、あたしも天真のクズさにはショックだったけどね)
なんて考えながら歩いていたらもうアパートに着き、エレベーターで3階へ。一番奥の305号室。角部屋、白の玄関ドアはあたしのお気に入りポイントだ。
そのお気に入りの玄関ドアの前に座り込んでうつむいている男。
(だ、だれ?不審者?)
焦りながらも110をいつでもかけれるようにと、スマホを鞄から取り出そうとした時、不意に男が顔を上げこちらを見た。
「え…」
(どうして、)