クズ男から愛の花束を君に
キラキラがどうのってのは、よくわかんないから一旦考えるのを辞めて、抱き付いている天真の二の腕あたりを軽く叩く。


至近距離で見つめ合う、あたし達。


「天真あのね、天真が女の子遊びを辞めて、あたしと向き合おうとしてくれるのは分かったよ。
でも、あたしはまだ全部を信じれない。
だから、とりあえず友達からって事でいい?
お互いを知るところから始めよう?」


「…………………分かった。」


(すごい間があったな)


渋々だけど、なんとか納得してくれた天真。
頬を膨らませているけど、綺麗な顔は何しても
綺麗だな。崩れない。


あとは、もう一つ確認しないといけない事がある。
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