クズ男から愛の花束を君に
「もう、天真。心配してくれるのは凄く嬉しいけど、そんな態度ならもう帰って?」


「…、悪い。お前のそんな姿を他の男に見せたのかと思ったら、ついカッとなっちまった。見せたんだろ?俺以外の男に。」


「…天真。」


「誰にも譲らねぇよ。天音は俺だけのものだ。この眩しいほどのキラキラは俺だけのものだ。」


「昨日も言ってたけど、キラキラって何?」


「天音は知らなくていいよ。発光体本人は案外気付かねぇもんだ」

(う〜ん、意味がよくわからないからもう追求しないでおこう)

あたしはそれ以上考えない事にした。


とりあえず、お茶を2人分、リビングのローテーブルの上に置いた。
先客分のカップ2つはあたしより先に、天真が苛立たし気にキッチンのシンクへ運んでいた。
あまりにもの気迫にカップが割れないか心配になったほどだ。
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