クズ男から愛の花束を君に
昼休み。
美香と二人で食堂へ来ていた。
並んで今日のオススメAランチを二人で食べていたら
あたしの前の席に、泣き腫らした顔をした麗が座った。

「麗、さっきはごめんね?あんなに心配してくれてたのに、あたし…」

お箸を置いて、すぐに麗に声をかけた。

「…うんん。あたしこそ、ごめん。ちょっと感情的になっちゃって。誰と付き合うとか決めるのは天音だもんね。あたしが決める事じゃないのに、あたしったら自分勝手だった。本当にごめんね?天音、あたしの事、嫌いになってない?」 

真っ赤な瞳であたしに問いかける麗。

「っ、そんな事ありえないよ!!そこまであたしの事を心配してくれてありがとね!!麗はあたしの大好きな親友だよっ!」

必死で伝えるとまた、麗が泣き出しそうな表情を見せながら、

「…あたしも、天音の事が大好きだよ」

と言ってくれた。

「よしっ!ご飯食べよう!」

美香があたしと麗を見ながら笑って言ってくれた。
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