クズ男から愛の花束を君に
スマホを受け取る美香の顔はニマニマと笑みを浮かべていた。
麗は気にせず、読書中。
首を傾けているあたし。
そして、超絶不機嫌な表情の天真。
同じ机にいるのに四人共に違う表情なあたし達。
周りから見れば、不思議に思われているだろう。
天真は不機嫌ながらも、机の下から周りに見つからないように指を絡めてきた。
所謂、恋人繋ぎだ。そうしてあたしの親指の付け根当たりをゆっくり撫でる。
離そうとしても思いの外、強い力だったので抵抗する事を辞めた。
そうこうしていれば、午後の授業開始まであと少し。
そろそろ教室に向かわないと間に合わない。
午後はあたしと美香と天真は同じ講義で、麗は別棟だったはず。
麗と別れて三人で教室まで歩いている時、廊下の向かい側からこちらに歩いて来る女の子。
『あ、天真〜♡次はいつ遊んでくれるの?あたしずっと連絡待ってたのに』
なんて言いながら、天真に抱き着く。
そして、あたしを見据えて、『天真ってセックス上手いでしょ?あなたも天真が好きなの?でも駄目だよ?ずっと待ってたんだから、あたし。順番守ってね』
と、言い放った。
麗は気にせず、読書中。
首を傾けているあたし。
そして、超絶不機嫌な表情の天真。
同じ机にいるのに四人共に違う表情なあたし達。
周りから見れば、不思議に思われているだろう。
天真は不機嫌ながらも、机の下から周りに見つからないように指を絡めてきた。
所謂、恋人繋ぎだ。そうしてあたしの親指の付け根当たりをゆっくり撫でる。
離そうとしても思いの外、強い力だったので抵抗する事を辞めた。
そうこうしていれば、午後の授業開始まであと少し。
そろそろ教室に向かわないと間に合わない。
午後はあたしと美香と天真は同じ講義で、麗は別棟だったはず。
麗と別れて三人で教室まで歩いている時、廊下の向かい側からこちらに歩いて来る女の子。
『あ、天真〜♡次はいつ遊んでくれるの?あたしずっと連絡待ってたのに』
なんて言いながら、天真に抱き着く。
そして、あたしを見据えて、『天真ってセックス上手いでしょ?あなたも天真が好きなの?でも駄目だよ?ずっと待ってたんだから、あたし。順番守ってね』
と、言い放った。