クズ男から愛の花束を君に
美香のナイスプレー
〈何故、天真は天音と明良がいる公園がわかったのか?〉
俺は今日、朝から最高に苛立っていた。
今、喧嘩をふっかけられれば相手をボコボコにしているかもしれない。
「な〜に苛立ってんだよ?天ちゃん?」
隣の男がタバコを吹かせながらニヤついた笑みを浮かべ聞いてくる。
勝手に俺の部屋のベッドに腰掛け、タバコを吹かすそいつは、二村一真(にむらかずま)俺の小学生時代からの友達だ。
何の縁か、そのまま中学、高校、ましてや大学まで同じと来た。ただの腐れ縁もここまで来るとはな。
一真をジロり、と一睨みしながら吐き捨てるように言う。
「天音が今日、いけすかねぇ剣道野郎の応援に行ってんだよ」
「あ〜、お前がストーカーの如く執着してる天音ちゃんね?」
「天音の事、気安く名前で呼ぶんじゃねぇよ」
「じゃ、何で呼べばいいんだよ~」
ケラケラ呑気に笑う顔面を殴りつけたいのを我慢して抑える。
「南さん」
「他人行儀じゃね~か」
「お前と天音は他人だろうがっ」
「天馬とも他人だろ?彼女でも何でもないんだから」
「っ!」
(こいつ、まじでぶっ飛ばしてやろうか)
怒りでこめかみがひきつく。
俺は今日、朝から最高に苛立っていた。
今、喧嘩をふっかけられれば相手をボコボコにしているかもしれない。
「な〜に苛立ってんだよ?天ちゃん?」
隣の男がタバコを吹かせながらニヤついた笑みを浮かべ聞いてくる。
勝手に俺の部屋のベッドに腰掛け、タバコを吹かすそいつは、二村一真(にむらかずま)俺の小学生時代からの友達だ。
何の縁か、そのまま中学、高校、ましてや大学まで同じと来た。ただの腐れ縁もここまで来るとはな。
一真をジロり、と一睨みしながら吐き捨てるように言う。
「天音が今日、いけすかねぇ剣道野郎の応援に行ってんだよ」
「あ〜、お前がストーカーの如く執着してる天音ちゃんね?」
「天音の事、気安く名前で呼ぶんじゃねぇよ」
「じゃ、何で呼べばいいんだよ~」
ケラケラ呑気に笑う顔面を殴りつけたいのを我慢して抑える。
「南さん」
「他人行儀じゃね~か」
「お前と天音は他人だろうがっ」
「天馬とも他人だろ?彼女でも何でもないんだから」
「っ!」
(こいつ、まじでぶっ飛ばしてやろうか)
怒りでこめかみがひきつく。