誰にでも優しい君は、私の世界を変えたんだ
今日は、高校2年生になって最初の登校日。つまり、始業式。
春は、新しい出会いに。新しい環境。ワクワクにドキドキ、発見の時期だ。
しかし、私にはとくにドキドキやワクワクがあるわけではない。特待クラスである1組にクラス替えはない。まぁ別に、あってもドキドキ、ワクワクする訳ではないけど。
学校に着いて、張り出されたクラス表から自分の名前を探す。
『2年1組11番林美来』やっぱり、1組だった。
教室に着いて、席を確認してから自席で先生が来るのを待つ。そんな日常が今日から、また始まろうとしていた。