先生の隣にいたいんです。
運ばれてきた子は出血が酷かったので、処置室で縫合になった。


俺は外科は基本見れないのでその後の検査をすることになった。


仮説を立てながらカルテを記入していると早期の小児科医、祐飛が来た。


「大河っ、患者さんは‼‼」


「、、、推定10代後半、女性。腹部及び頭部損傷、栄養失調による意識障害。心雑音確認されているから心臓病かも、、、」


救急隊からもらった情報を手早く伝える。


「っ、てか本当にひどいな、、、」


「実は、、、」


―10分前


『先生、児相から救急通報です‼‼朝配布した資料の家宅捜査中に推定10代女児発見です‼‼』


「、、、え、でもそれは科捜研の方で―」


『呼吸、脈ありです‼‼とりあえず救急に運ばれてくるので応援お願いします‼‼』


「今行きます‼‼」





「、、、って言うことがあって、、、」


「まじかよ、1年間放置、、、ってこと?」


「さぁ、、、。知らないけどまぁその線が濃厚かな、、、」


「今傷酷くて外科が処置室で縫合しているから終わったら検査かな、俺も手伝うよ」


「まじ?今俺と先輩しかいなくて、先輩小児外科出来るから今縫合していてその後オペ入ってるらしいからまじ助かるわ」


「てか、お前のことだから考えてるだろ、」


流石祐飛。


考えていることが一枚上手、、、。


俺も考えてはいたが確信がなかったので、他の医者の意見が欲しかった。
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