先生の隣にいたいんです。
それならば。


「祐飛が担当なればいいじゃん、小児科内科外科、一応カウンセリングの資格も持ってるし」


「いやー、、、してあげたいことは山々なんだけどね。もう担当患者多いし、あと俺この後3か月ぐらいオペ結構入っているからその子の傍にいざって時にいられないと困るからパスしたいわ。」


「あー、ね。」


確かにいざってときに担当医がいないのは困る、、、その可能性が高いなら担当医からは外れるべきだと思う。


「あ、縫合終わったって。」


「よしっ、行きますかっ」




























「、、、で、結果は?」


午後8時の医局。


俺のデスクで祐飛と二人、送られてきた結果を確認することになった。


「んーと、まずこれ、、、は計測結果、かな。身長体重、、BMIとか。」


どれどれ、と上から覗いてくる祐飛。


「あのさぁ、、隣座れば?まじで威圧感感じるんだけど」


「へへっ」


そんなこと言っていたが、計測結果は全く笑えるものではなく、、、。


「⁉、、、BMI10⁉⁉」


「、、、、ま、まじかよ」


18~25が平均と言われるBMI数値は10しかない。


搬送されてきたときに骨のようだ、とは思ったけどまさかこんなに栄養失調が進んでるとは、、、。


「体重24キロで身長148センチ、、、身長だけで見ると小5ぐらいの平均かな。体重は、、、小2とかの平均、レベルだよな」
< 13 / 47 >

この作品をシェア

pagetop