先生の隣にいたいんです。
「内科の中村です。専門は呼吸器内科です。よろしくお願いします」


内科、中村。


だんだん覚える人の数も増えてきて頭がこんがらがってきた、、、。


「児童精神科の高木です。よろしくおねがいします」


精神科の高木、、、は同期で仲がいい。


知っているやつだし、いいやつだから安心できるし何かあったら相談もしやすそうでほっとした。


「あとここにサポートで入ってくれる小児科の先生もいます」


「サポート小児科の高橋です。よろしくお願いします」


高橋、、、というか祐飛、、、がサポートならなんとかなりそう。


腕がいいと評判だし、若きながら実績もある。


そう考えて医局長がサポートに入れてくれたんだろう。


「えっと、じゃあ治療方針を各科担当医から。じゃあまず僕からいわせてもらいますね」


司会をしてくれるのは中村先生、、、ということは内科だ。


「内科的に見て、まずは体重増加が一番の課題です。この後、心臓のカテーテルをすることを考えると手術に耐えるための体力が必要だと思います。あと、採血で白血球の数値が大きいのが気になります。これ以上白血球増加がみられると検査が必要となると思うので、経過観察が必要です。内科は以上です。」


体重増加、、、、ノートにメモしながらやっぱりか、と思う。


覚悟はしていたけど、、、やっぱり、、、。


「じゃあ次私が。」


そう言って、事前資料を手に取ったのは外科の奈月先生だ。
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