先生の隣にいたいんです。
そういって色々書類を出す、、、先生。


「まず名前、ここに書いてほしいな。漢字でね、、?あとお誕生日とかもここに書けるだけ書いてほしいな、、」


そういって紙とペンが出される。


「起き上がれる?大丈夫?」


そう言ってゆっくり背中を支えられて何とか起き上がる。


、、、にしろこの腕に刺さっている管邪魔すぎる、、、。


そんな私に気付いたのか先生が教えてくれた。


「これ邪魔だよね、、でもこれ抜くと痛いかもしれないから今はこのままにしておいてね」


、、、腕に3つも刺さっているんだけど、、、?


疑問は色々あったけど、とりあえず紙に書く。


名前、かぁ、、、。


川崎、莉瀬。


一般的な名前、だと思う。


特殊なところと言えば川崎って書いて、読みはかさき、って読むところかな。


「えっ、川崎って書いてかさき、って読むんだ、、、珍しいね」


ほら。


先生、私今同じこと頭の中で思っていました、、、。


「いいじゃん、川崎って。俺、夢月って夢の月って書くんだけどなんかすっごくファンタジーだねって言われるんだよね」


そうなんだ、、、なんかかっこいいなって思うけどな、、、。


、、、まって、私、、、。


誕生日、住所、電話番号。


あとは誕生日ぐらいしか分からないよ、、、?


「、、、、もう分からない?」


誕生日を書いて、そこからペンが止まっていると声を掛けられた。


そう言われたから首を縦に振った。
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