先生の隣にいたいんです。
やっと、、、1人。


でも、、、思っていたより先生には、、、怖いって思わなかった。


って思いながらもやっぱりちょっとは怖い、、、。


私が知ってる大人は叩いてきて痛いことをして、、。


そんなイメージしかない、、、。


でも私のお母さんたちみたいに本当には怖い所があるのかも、、、しれない、、、。


信用するには、、、まだ早い。


そう思うと心は開けなかった。



































―コンコン


「、、、入っていい?、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、入るねー!‼」


そう言って入ってきた先生。


手にはご飯のトレー。


「今日はね、お粥だよ。お粥好き?」


おかゆ、、、?


何それ、、、。


そんなこと考えてると、先生が驚いたように言った。


「え、もしやお粥知らない、、、?」


こくん。


「えっ、まじか、、、。きっと美味しいよ?食べやすいと思うし。」


そう言って机に置かれたトレーには白いぐちゃっとしたお米が入っていた。


これが、、、お粥、、、?


見たことのないもの。


これが、お粥、、、っていうものなんだ。


おいしいのかな、、、?


「食べれそう?」


、、、食べなきゃ。


そう思ってスプーンを手に取った。


恐る恐る、口に運ぶ。


「、、、どう?」


、、、美味しい。


でも、、、こんなに食べてもいいの、、、?
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