先生の隣にいたいんです。
もしかして、、食べきらないと怒られるとでも思ってるのかな、、、。


「無理しなくていいよ?多分お腹いっぱいになっちゃった、んだよね?」


そう言うと首を縦に振ってくれた。


やっぱり、、、。


「おっけー。結構食べれたね。俺ちょっとしか食べれないかな、、、って思ってたからよく頑張ったじゃん。じゃあ、点滴取る?」


取るのは問題ない。


もう点滴はなくなってるからあとは取るだけなんだけど、これ見ちゃったら本人の負担にならないか心配、、、。


案の定、頷かれた。


「じゃあ抜くよ?ちょっと、、っていうか大分怖いかもしれないけど、、、。大丈夫?」


一応確認をするがやはり抜いてほしいという目で見られる。


「腕出してもらっていい?」


そういうと恐る恐る腕を出された。


細いんだよな、細すぎて抑える手に力を入れるのをためらう、、、、。


「動かないでねー」


ゆっくり腕を抑えて針を抜きながら顔色をうかがうけど、思った以上に嫌そうな顔してなくて安心。


「1本抜けたよ。じゃあ2本目抜くね。」


2本目も抜き、残ったのは例の物、、、。


「3本目なんだけど、結構針が大きいけど大丈夫?めっちゃ痛いって訳ではないと思うんだけど、、、、」


そう言うと明らかに嫌、という顔をした。


、、、痛いの、苦手なんだろうな、、、。


「、、、やめとく?」


そういうと首を縦に振った。


今日莉瀬ちゃんが寝たら取るか、、、。


とりあえずご飯は後で俺が持っていくとして、、、。
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