先生の隣にいたいんです。
そう思ってウトウトしていた。


―コンコン。


「入るよー。、、、あれ、眠い?」


、、、コクン。


「あー、、、今から先生来るんだけど、眠い、よね、、、、ちょっと寝る?」


、、、ううん。


「じゃあ20分後ぐらいに先生呼ぶから一緒に待ってよ?」


―ドクドクドク、、、。


緊張で、心臓が早く動き出す。


やっぱり嫌だな、、、怖いよ、、、。


そう思うと眠気なんてなくなってしまった。


「、、、緊張してる?脈速いね」


緊張、、なのかな。


分からない、、、。


「大丈夫だよ。ゆっくり深呼吸しよっか。」


全然大丈夫じゃないよ、、、、。


「怖い?」


怖い、、、けど。


そんなの言えない、、、。


「、、、言いづらいかな。そうだよね、ごめん。大丈夫だよ、いい人だから。」


大丈夫だよ、そう言われたけどなかなか気分は落ち着かない。


「ちょっと待ってて。連絡とってくる」


そういって先生が部屋から出ていった瞬間、怖くなった。


人といるのは怖い、、、でも一人も怖い、、、。


夢月先生、帰ってきて、、、。


―コンコン


「入るよー、、、って、どうした」


「、、、。」


「出ておいでー」


怖くて布団を頭まで被っていると先生の声がした。


でも、怖かった。


出てこなきゃ、いけない。


つまり、何かあるってことでしょ、、、?
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