先生の隣にいたいんです。
「莉瀬ちゃん、心配だから出てきて。お願い。何もしないから、ね。」


恐る恐る顔を出すと、先生に大丈夫?って言われた。


「、、、」


「よかった。、、、大丈夫?なんか顔色悪いね。」


緊張してるのかな、と先生は言いながら私の顔を覗いてきた。


心なしか吐き気もする、、、。


「今日お話しするのしんどい?」


、、、しんどい、、、しんどいけど、、、そんなこと言ってもまたいつかやることに変わりはなさそうで、、、。


「大丈夫?」


、、、こくん。


私はうなずいた。


「さっき連絡したら10分ぐらいで来てくれるんだって。だからそれまでちょっと休憩しよっか。寝ててもいいよ」


そう言われたのでベットに体を倒した。


けど悠長に寝れるわけなくて、、、。


増す吐き気と止まらない手汗。


心なしか呼吸もしにくい、、、。


しばらくベットで吐き気に耐えてると先生に声を掛けられた。


「、、、あと3分ぐらいだって、、って大丈夫⁉顔真っ青じゃん、、、どしたどした」


顔、、そんなに青いのかな、、、。


「気持ち悪い?」


、、、。


だめ、言っちゃダメ。


気持ち悪い、なんていったらたくさんお酒を飲まされて吐いて、、、気持ち悪いっていわれて叩かれて、、、。


そんな記憶しかない。


「、、、うーん、、、過度な緊張かな。手汗もすごいし呼吸も浅いし。ゆっくり深呼吸してみよっか。」
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