先生の隣にいたいんです。
過度な緊張、、。


そう、なのかな。


「、、、ごめんね、もっと早くに気付いてあげられれば良かった。」


そう言いながら、背中をさすってくれる先生。


先生の手が触れた時にはやっぱりビクってなっちゃうけど、しばらくすると安心する。


「莉瀬ちゃん、もうすぐ時間になるんだけどしんどいなら時間遅らせたりもできるけど、、、、どうする?一旦休憩する?」


でもどうせ嫌な思いするなら、、、早くこのしんどいの終わらせたい、、、。


そう思って首を横に振った。


「そっか、、、。辛くなったら言っていいからね。」


そう言われて、この先起こることが辛いものだと分かってしまった。





















―コンコン。


そんな音がしたのは、あれから5分後ぐらい。


気付けば体は震えていて、呼吸もしにくくて苦しい、、、。


お布団にくるまって、壁に顔を向けてなるべく顔の限界までお布団を被っていても、怖くて怖くて、、、。


「失礼します。」


ガラガラ、って音が鳴って誰かが入ってきたのは分かった。


でも、それが分かったらもっと息は苦しくてしんどくて、、、。


「、、、っ、大河、ちょっと」


「分かった」


そんな声がして、そのあとにまたドアが閉まる音がした。


、、、誰もいない。


そう分かるのに、体は言うことを聞かない。


しん、どい、つら、い、、、。


もういいや。


そう思ったころには視界は真っ暗になっていた。
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