先生の隣にいたいんです。
「やっと落ち着いてきたばっかりだけどごめんね。、、、さっきの話、していい?」


、、、こくん。


「莉瀬ちゃん、運ばれてきたときに一旦児相っていうところに連絡がいったの。児相って分かる、、、?」


、、、ううん。


「児童相談所、っていう子供に関する相談所みたいなところかな。それでね、児相が莉瀬ちゃんに事故性があるから、ってことで前から確認してたんだって。」


じそう、、、。


聞いたことある気がする、、、、たしか遠い昔に、、、、。


でも思い出せなかった。


「、、、児相は、莉瀬ちゃんが何かあったのかって思ってる」


「、、、。」


「虐待、受けてるんじゃないかって」


、、、そんなこと、ない。


だって、、、みんな、、親に怒られることだってあると思うし、だって、だって、、、‼


「、、、言いたくないよね。、、、でも、しんどくない?」


そんなこと、ない、、、違う、、、そんなことじゃっ‼


「過呼吸なるのも辛いよね?しんどくない?」


それは、しんどい、、、でも、、、全部、、、。


―『やだやだやだっ‼』


―『お前のせいだろ⁉黙ってろよ、お前が悪くなきゃこんなことしてねーよ‼』


私のせいで、、、。


「俺はね、他人だから例え、、、莉瀬ちゃんが虐待受けてたとしても無理に介入することはできないし、、、警察でもない。でも、しんどいっていう気持ちには寄り添えるよ。どんなことでも辛かったら頼ってほしいな。そのための医者、だよ。」


たよ、る、、、。


頼っていいの?


私なんかがいいの?


、、、だめだ。
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