先生の隣にいたいんです。
そうやって無理やり完結させた。


「、、、これは素直に答えて欲しいんだけどね、あ、言いにくかったらやだって言ってほしいんだけど。、、、今、苦しくない?」


、、、そんなことない。


別に体なんて痛くない。


「本当?、、、これはね、心もだよ。辛かったり、苦しくない?」


、、、辛くなんて、ない、よ、、、。


、、、苦しくなんて、、、ないよ。


そう思って首を横に振った。


「、、、そっか。、、、じゃあ、、、過呼吸になっちゃうのは、、、俺が嫌い?」


、、、ううん。


「病院が嫌?」


、、、ううん。


「、、、莉瀬ちゃん、言いにくい?自分の口から話すの嫌?」


嫌、、、じゃない、でも、、話したら、自分の意見を言ったらまた叩かれるから、、、。


「、、、ごめん、急だったね。、、、全然莉瀬ちゃんのペースでいいからね。話したくなったら、いつでも呼んでいいからね。」


本当は、、、辛かった。


過呼吸になるのは辛い。


苦しい。


でも、それ以上に他人に迷惑かけているのが怖い。


また、叩かれるかも。


また、暴力を振るわられるかも。


また、暴言を吐かれるかも。


そう思うと、、、喉に言いたい言葉が詰まった気持ちになってしまう。


そんなの、、、先生に言えないよ、、、。


先生を信用してない訳じゃなくて、、、怖いの、、、、。


信用してしまったら後に戻れないから、怖い、、、。
< 42 / 47 >

この作品をシェア

pagetop