先生の隣にいたいんです。
「そっか。、、、言いにくくなっちゃった?」


、、、ううん。


「怖くなっちゃった?」


、、、うん。


怖い、、、。



「なんで怖くなっちゃった?、、、俺に、何か言おうとしてた、よね、、、?」


、、、こくん。


「、、、莉瀬ちゃん、今、、、出来るなら頑張って話してほしいな。、、、、絶対、絶対。だめとか言わない。叩いたりとか、しない。大丈夫。何言っても受け止めるから、話してほしい。」


伝わるか、分からない。


でも、これがある意味莉瀬ちゃんと俺の格闘の始まりを意味していた。



































「、、、せんせ、ぃ、、、、」


「うん」


顔色が真っ青で手が震えてる。


怖がっている、っていうのが分かる。


「、、、や、、、っぱり、、、ムリ、、、です」


躊躇ってるところから言いたい気持ちもあるんだろうけど、、、どうしても言う直前で恐怖が勝つのか、、、。


「言えない、、、っていうか言うのしんどくなってきちゃったかな。、、、莉瀬ちゃんの言いやすいタイミングでいいよ。でも、今できるなら言ってほしいな、、、」


なるべく早く解決した方がいい。


それは日向に言われた。


本当は莉瀬ちゃんを焦らせてしまうかも、、、って気持ちもあるけどそれで少しでも楽になるなら早く楽にさせてあげたい、、、。
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